昭和46年生まれのデブおっさんが、思いつくままに一部の人にしか価値のない記事を書くブログです。
おすすめ記事の一覧はabout参照、いにしえのアーケード脱衣ゲーム「ザ・野球拳」についての記事はこちらです。

ザ・野球拳シリーズの思い出

昭和末期の出会い

私が初めてザ・野球拳シリーズをプレイしたのは、赤羽にあったゲームセンター「平安」でした。

1980年代、アーケードゲームはどんどん進歩を続ける時代でした。古いアーケードゲームはゲームセンターから押し出されて消えていったわけですが、大きめのゲームセンターでは店の一部にやや古めのゲームを集めて安価(50円、場合によっては20円、10円)で遊べるようにしておりました。ゲーム雑誌"BEEP"に紹介されていたゲームセンター「平安」もそのひとつで、その記事を読んだ中学生の頃の私は「上京する機会があったら、ぜひ行ってみたい」と思い、夏休みだか冬休みだかに青春18きっぷを使い上京、行ってみたのでした。

店の1F手前には最新のゲームがあるものの、1F奥、および2Fにはなるほど期待していた古めのゲームがたくさんありました。こりゃええわ……と遊ぼうと思ったところ、私の目を引いたのは

↑この大きい筐体でした。リアルなお姉さんがジャンケンで勝ったら脱ぐ! この直球まっしぐらなシステムに、若かった当時の私のハートはときめき、乏しい財布から100円玉を何枚も出し、遊んだのでした。都会には凄いゲームがあるなあ……と感動し、その後上京するたびにちょっと寄っては軽く遊ぶ、というのを繰り返しておりました。

ちなみに初めてプレイしたのはパート4でした。4人目の看護婦さんのおっぱいのでかさに、下半身を元気にさせておりました(笑) 彼女が西条美栄という女優さんだと知ったのは、それからだいぶ経っての事でした……

平成初期の大人気時代

時は流れ1990年、私は仙台の大学に進学しました。当時、仙台にあるゲームセンターは

  • 名掛丁通り…1プレイ100円(ナムコセガ、金ちゃんなど)
  • 中央通り…2プレイ100円(ドリーム、ゲームタウンABC、エフワンなど)

と価格差があり、私は中央通りの方によく行っておりましたが、ゲームタウンABC(今でもあるパチンコ店・パーラーABCの2階が当時はゲーセンでした)の入口付近に、ザ・野球拳の筐体が1台ありました。パート13から20あたりまであったような記憶があります。景品のパンツはない代わりに100円で遊べて、ゲーセンに行くたびに一度か二度遊んでは「きょうもおっぱい見られなかった……トホホ」なんて思っていた記憶があります。

その後、スクーターを手に入れて行動範囲が広くなって知った店が、泉の「ミラクルポケット」です。ここはなぜか妙にザ・野球拳が充実していて、店内に3つか4つくらい筐体がある、という凄いゲーセンでした。何でこんなに置いていたのかは謎ですが、楽しく遊ばせてもらいました。

他、国道沿いのドライブイン、休憩所みたいなところにも、ザ・野球拳の筐体がいくつか置かれていたところがありました。スクーターでちょっと遠出した時、そういうところに寄って軽く遊んだりしたものです。

東京ではその後もちょくちょく「平安」には行ったりしましたが(大山にも2号店(?)があって、そちらに行ったりもしました)、秋葉原だと昭和通り口の駅前地下にあったゲーセンに、一台設置しているとこがありましたね。そこには、怪しげなテープに切り替えてある(?)、日本物産のビデオ脱衣麻雀もあったような記憶があります。

そして終了に……

そんなこんなで付き合いの続いたザ・野球拳シリーズですが、スーパー4(パート29)以降新作が出なくなり、置いている店も減っていきました。たくさんの筐体を設置していた泉のゲーセン「ミラクルポケット」も、岩沼に引っ越しし筐体が減り、じきになくなってしまいました。ドライブインなどにあった筐体も、故障に伴うメンテ不可で、どんどん消えていったように思います。

過去の存在となれば中古で出回るかな……と、ちょくちょく秋葉原のアーケード基板店を見に行き在庫がないか見たりもしたのですが、見かけたのは1995年頃、「メッセサンオー」のアーケード基板専門店(そんなのが昔はあったんです)に、ダンボール箱の中にまとめて叩き売り(?)していたのを一度きりでした。当時の自分はお金がなく、1枚3000円で売られていたLDを吟味に吟味し(笑)パート15のみを購入したのですが、その後見る機会が全くなくなるとは思いませんでした。当時の自分にポンと4,5万円くらい渡して

 「全部買っとけ! 買わないと後悔するぞ!」

と言いたかったです(笑)

インターネット時代になって

さらに時は流れインターネット時代、いろいろ昔のゲームを語るサイトはできていましたが、ザ・野球拳シリーズを対象としたサイトはほとんどありませんでした。なければ自分でつくる!がお約束、という事で、情報かなり貧弱ながらサイトをつくってみたところ、いろいろと新しい情報を得る事ができ、(ほぼ)完全な出演女優さんリストを出せるようになりました。情報頂いた皆様には、ここで改めて感謝の意を示します。ありがとうございました。