昭和46年生まれのデブおっさんが、思いつくままに一部の人にしか価値のない記事を書くブログです。
おすすめ記事の一覧はabout参照、いにしえのアーケード脱衣ゲーム「ザ・野球拳」についての記事はこちらです。

ブクマを集めるブログ主になる為に捨てねばならないいくつかのこと

ブクマを集めるブログ主になる為に必要な1つのこと

id:orangestar氏の↑この記事を読んで、サルまんコラを作ってみようと思ったのですが、たった1ページで力尽きました。美味しんぼコラとか作ってる人は、どういうツールを使ってるんでしょう?


ブログの信用性は、そのブログがブクマで評価を受けるに際して重要です。対象とする記事の文章、もしかすると嘘八百の内容かもしれません。そんな記事をブクマして、その後嘘がバレた日には、ブックマークした人も赤っ恥となってしまいます。過去に人気記事の指標となっていた「アクセス数」の場合はそういう赤っ恥はあまり考えずに済むわけですが、ブクマの場合にはそうもいきません。画像等が中心の記事、またはソースが簡単に確かめられる記事なら問題ありませんが、そうでない記事でブクマを集めるためには、その信用性を(ある程度)高めなければなりません。

信用できるかどうか判断するにあたって、書き手がそのジャンルの専門家か、有名人か、というのはわかりやすい基準です。そういう人が嘘を言う事は、その後の商売において大きく評判を落とす事になりますので、そう嘘は言わないだろう、と予測できます。では、id:orangestar氏の言う「ライフハックっぽい」記事の場合はどうでしょう? ライフハック≒仕事術、とするのなら、仕事で成功している人≒お金持ち、が専門家と同等の地位となります。同じような内容の記事を書いていたとしても、お金持ちの書いたものと得体の知れない人が書いたものでは信用度が段違いである、すなわちブクマを集めるのはお金持ち、という理屈となります。


ただ、ブログがウケるかどうかは内容よりも書き手の属性に大きく影響される、という結論は話として面白くありませんよね。id:Chikirin氏は

「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」が問われる時代へ

↑こんな記事を書いています。肩書きをはっきりアピールしたわけでもなく*1、仮名(ハンドルネーム)でずっと通しているid:Chikirin氏は、なぜ今までブクマを集めてこれたのでしょうか。信用性が重要だ、という話は嘘っぱちで、「何を言ったか」で評価された、と考えて良いのでしょうか?

これは「信用性」を得るためには他の手段もある、という事で説明がつきます。『方向性にブレのない記事を継続して書き続ける』事ができれば、読み手に「こういう発言をする人なんだな」というイメージができ、肩書きのある人、有名人と同等、あるいはそれ以上の信頼感が与えられる事となります。継続って大切ですね! 継続は力なり!


‥‥で終わればきれいな話で済みますが、実際はそう簡単な話でもありません。記事を書き続ける、というのは読み手に信頼感を与えると同時に、過去に書いた記事に対し責任が発生する、という事でもあります。id:Chikirin氏はふだんから「混乱lover」「自分の頭で考えよう」という主張をしていましたが、今回はてなブックマークを非表示にした事により、自分の周辺での混乱は嫌う、他人の「自分の頭で考え」た違う結論を嫌う、という事を示してしまいました。これにより、

「混乱lover」なんて言ったって、結局は「他人の不幸は蜜の味」と同じ事じゃねーか。「自分の頭で考えよう」も「既存の考えに囚われず、私(ちきりん)の考えを信じてね」と言ってるだけか。ろくでもねーな、本当は人間のクズのくせにかっこつけてんじゃねーよ!

みたいな罵倒を浴びる可能性大なわけです。安易にウケる記事を書こうとすればするほど、こういう自分に返ってくる材料をばらまく事となります。

肩書きもなく、お金持ちでもないのに「ブクマを集めるブログ主になる」ためには、捨てねばならないものが出てきます。継続して記事を書き続ける時間、だけで済めば良いですが、人目を引くために煽り要素の高い記事を続ければ、それに伴い人格的なものを捨てる事となり、多くの攻撃を受ける危険性が高まります。そこまでしてそういうブログ主になりたいですか?‥‥って、なりたい人はなりたいのでしょうね。インターネット初期には、人気ページに無茶な喧嘩売りしてアクセスカウンター稼ぎをしようとした人達が「脳死レンジャー」と叩かれた、なんて話がありました。「歴史は繰り返す」と言われる通り、将来ブクマとは異なる人目を引く基準が現れ、それを稼ぐべくリスクの大きい行動を取る輩が出てきて、 そういう人達が叩かれる、これが繰り返されるのかもしれません。

*1:匂わすようなものはありますが‥‥