昭和46年生まれのデブおっさんが、思いつくままに一部の人にしか価値のない記事を書くブログです。
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くそみそテクニック・まんきつ実写版を観る

「ウホッ!いい男……」「やらないか」で有名な山川純一ホモ漫画くそみそテクニック」、なぜか今頃『(阿部役・道下役、共に)女性が偽ちんこつける』という設定で実写化されました。「ウホッ!いい男たち……」を買ってる私としてはちょいと気になる作品、というわけで遅ればせながら購入してみました。

DVDの内容は4つのパートに分かれており、

  1. くそみそテクニック(約12分)
  2. 華麗なる復讐(約1時間)
  3. 僕のオナニータイム(約30分)
  4. メイキング(約15分)

となっています。「くそみそテクニック」が売りのはずなのに、全体の12分しかありません。原作を読めばわかる通り「華麗なる復讐」「僕のオナニータイム」は特にストーリー的に目立った作品ではなく、ちゃんとした(?)エロシーンを入れるために表題を利用した、というに過ぎない内容です。では、問題の「くそみそテクニック」はどうかというと‥‥‥


初っ端がまあこんな感じで‥‥‥


道下くんがこんなで、


阿部さんの例のシーンがこんな、


トイレがこんなで、


最後のおっさんがこんなです。セリフも原作のまんま(特に女性だからといって変えてない)でした。

「偽ちんこ女性でくそみそテクニックをそのままつくったら、こういう感じになるんだろうなあ」という予想通りの内容に仕上がってはいるものの、総じて見ていてあまり面白みが感じられません。原因を考えると、阿部さんの役の女優さん(澤村レイコさん)が普通の女性過ぎて、物足りなさ過ぎるのが一番大きいかと思います。阿部さんといえばホイホイついていきたくなるようないい男、AV女優にそんな要求する事が無茶だ、というのもわかってはいるのですが、やっぱり阿部さん役ならそういう人を探してきて演じさせて欲しいな、と思いました。

また、TMAのコスプレ寸劇作品で見られる実写化の難しい場面を力技で乗り切ったり、謎の技術力でベストを尽くしてしまったり‥‥‥というのが本作では感じられなかったのも残念なところです。トイレで漫画の絵っぽいカットを撮影するとか、やってる事はちゃんと(?)やっているのですが、それが面白さにつながってないんですよねー。頑張る事は頑張っているわけですが、努力だけで面白い作品ができるわけじゃないんだよ、という厳しい感想になってしまいます。

もう女性でやるなら女性でやるという事で、思い切って改変した方が良かったのでは、と私は思います。偽ちんこ女、という大改変をやっておきながら、「他の部分はみんな原作に忠実だよ〜」と言われてもしらけてしまいます。くそみそテクニックがなぜウケたのか、という事を熟考した上で改変すれば、そうおかしなものにはならないと思うのですが‥‥‥甘いかな?