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狂四郎2030、終了

私が毎週……じゃないや、月2回ずっと楽しみにしていた、スーパージャンプ連載の漫画「狂四郎2030」が今回で終了しました。八木編・白鳥編・オアシス農場編・八角親子編・理想郷編と、それぞれ衝撃的な終わり方を見せてくれたので、最後の最後の終わり方はさぞ凄いものになるだろう……と期待していたのですが、非常にあっさりとした終わり方で、ちと拍子抜けでした。光明ルーム突入まで引きに引き、たっぷりの伏線があり、どう落ちをつけるのだ?と思っていたものが、結果としてはほぼ未解決のままでした。いわゆる普通の打ち切り(人気ないから話途中でぶった切り)ではないのでしょうが、ちゃんと作者が意図した終わり方なのか?という意味では、かなり疑問が残ります。とよきちさんは打ち切り説のようですね。

「もともとこの話は狂四郎とユリカ(志乃)のラブストーリーであり、その他は枝葉に過ぎない」という意見もあり、そういう意味では「狂四郎が志乃(とバベンスキー)を連れて、北海道の基地を脱出」というのは、きちんと終わっているといえるわけです。これにはある程度同意するものの、納得できない部分もあります。「狂四郎2030」の魅力は、八木のビデオであり、白鳥の苦悩と脱皮であり、アザミの愛であり、さおりの意地であり、みずほの悲しさであり、アルカディア住民の人の業ではなかったか。私はそう思うのです。狂四郎とユリカは話の軸ではありますが、北海道編の重要人物(二条、光明&無明、最海和尚、西条)の(できれば)すべて、少なくとも誰かについて、上に挙げられたようなストーリーが欲しかった、というのが正直な気持ちです。

最終巻には、かなりの加筆があるようです。私が抱いた疑問のいくつか(できればすべて(笑))が、それで解決されればな、と思います。