きょうは、東京にて開かれた「渡辺邦孝『デスクリムゾン』ソロライブ」を聴きに行ってきました。「デスクリムゾン」は1996年にサターンで発売されたゲームソフトですが、当時私に激しい衝撃を与えたタイトルで、オールクリアはできなかったものの難関ステージ「アッシムの館」をクリアするところまではやりこみました。このステージ、コンバット越前が人間の動きとは思えない移動で建物周辺をぐるぐるまわり、なかなか「アッシムの館」に入ってくれないのでイライラしたものです……って、それも今となっては良い思い出ですね(そうか?) 私は47歳にもなって音楽コンサート・ライブを聴きに行った経験が一度もなかったのですが、今回は良い機会だ、と思い、東北新幹線で聴きに行ってきた、というわけです。で……
会場は東京都新宿区喜久井町、東京メトロの早稲田駅が最寄りだという事で駅付近をふらふら歩き……
「夏目坂通り」という名前の通り坂をえっちらおっちら上っていくと……
案内の看板がありました。「なんだこの階段わぁ!?」「とにかく入ってみようぜ」という事で、地下にある会場に入りました。開始14:00でしたが、到着は13:50でした。もうちょっと早く行っておくべきだったかな? 会場は50人くらい入る広さで、既に席はほとんど埋まっておりました。
さて、ライブですが、
- デスクリムゾンの曲の作成の経緯を解説
- 実際に演奏
という形で、渡辺邦孝氏のトークと演奏のセットでデスクリムゾンの曲を楽しむ事ができました。エコール社・真鍋社長からの依頼はぼんやりしたものだったり妙に具体的なものだったりいろいろだったそうですが、かなり急ぎで多くの曲をつくる事になった、という事で、曲作りに際しては当時渡辺氏が大きく影響を受けた音楽(king crimzon、クイーン、平沢進……)を参考にした、という話がありました。私は詳しくないのでピンと来ませんでしたが、もとの曲を知ってる人からすると「なるほど!」なんでしょうねー。面白いと思ったのは、ステージ1の曲「サロニカ」はかなりセオリーに沿ってつくった、という話でした。当時ゲームをプレイしていた時の私は「ゲーム世界の異様さを感じさせる曲だなあ」と思っていたのですが、渡辺氏バージョンの曲を聴くと同じようで感じ方がだいぶ違います! エコール側でかなり曲を(渡辺氏には不本意な形で)いじったようで、こういう事もあるんだなあ……と。ゲームに限らず、アニメでもドラマでも映画でもみんな性欲をもてあます作曲者のもとのイメージとは違う曲になってしまう場合がある。これが良い方向に転ぶ場合もあるわけで、一概に問題とも言えませんが……
キーボードによる演奏の後、アコーディオンによる演奏も聴く事ができました。私は後ろの方に座っていたのですが、近くまで来てくれてちょっと嬉しかったです。
拡大した画像がこちらです。できれば、
www.youtube.com
↑このアコーディオンの部分、生で聴きたかったですねー。まあそれは欲張りというものか(笑)
最後に物販がありましたが、私は帰りの新幹線の都合があるので、急いで帰ってしまいました。面白いのも売ってたそうですし、もうちょっと残ってれば良かったかな…… ともあれ、楽しめました。またこういうライブがあったら見に(聴きに)行きたいものですが、デスクリムゾンに相当するほどのゲーム(音楽)というと何だろう?とも思います。